オペラ・コミック座リオープン
換気システムや衣装工房の改修、そして特にホールやビゼー、ファヴァール両劇場の修復に至る工事を施行するのに、18か月の閉館を要しました。そして今、すべてが新装されたのです:塗装、金箔、大理石、モザイク、木製彫刻、漆喰に加え、木張りの床と座席を一新。膨大な工事に1800万ユーロが費やされました。それゆえオペラ・コミック座のリオープンは、皆が待ち望んだイベントです。
工事の画像を見る:
10月までのプログラム
- 4月26日~5月7日:Alicone マラン・マレー作 チケット価格:5~135€
- 4月24日~10月5日:Le Voyage de Michel autour de la Terre(地球を巡るミシェルの旅) – カールハインツ・シュトックハウゼン作「光から木曜日」第二幕の年代記 チケット価格:5、10、15€
- 6月9日~19日:Timbre d’argent(銀の音色) カミーユ・サン=サーンス作 チケット価格:6~135€
- 9月25日~10月5日:Miranda ヘンリー・パーセル作 チケット価格:5~135€
- 10月18日~22日:Kein Licht フィリップ・マヌリ作 チケット価格:5~135€
300年の歴史
ルイ14世統治下に創設されたオペラ・コミック座。そのレパートリーはパントマイムとオペラの風刺的作品を中心とし、コメディ・フランセーズによる様々な訴訟の結果、上演禁止となるのを回避しています。
ファヴァール劇場は、マリー・アントワネット女王出席のもと、1783年にオープンしました。2度の火災に見舞われ、1987年には84人の命を奪いました。1840年には2度目の再建。フランスではじめて完全電気設備が設置された会場です。
オペラは完全に歌であるのに対し、オペラ・コミック座の本義は「歌われる楽曲が話し言葉の演劇に同化する」こと。
オペラ・コミック座の舞台裏
オペラ・コミック座の元館長ジェローム・デシャンと、館内見学へ:
オペラ・コミック座
Place Boieldieu