オペラ・ガルニエ見学
オペラ・ガルニエの見学は、心に刻まれるひととき
このガルニエ宮建設計画が、ナポレオン3世により決定されたのは、1858年1月15日、現在オペラ座のあるペルティエ通りでの爆破事件の翌日のことでした。
1861年、「音楽とダンスの帝国アカデミー」建設のための設計コンクールで優勝したのは、ローマ大賞で一等を獲得したシャルル・ガルニエ。弱冠35歳のガルニエは、まだほとんど経験のない無名の建築家でしたが、建築には2900万€もの予算が充てられました。1861年に始まった建築には15年余りを要し、完成したのは1875年のことでした。
オペラ・ガルニエ自由見学
自由見学では、本、楽譜、上演プログラム、書簡、写真、版画、衣装のデザイン画など、約55万点の資料を保管するオペラ座図書館と博物館の見学ができます。
その他に、舞台装置や衣装を描いた絵や模型を展示している展示室も見学できます。同じ入場券で一般開放されている「常連客のロトンダ」や「ピュティアの泉」も見学できます。続いて大階段、大回廊、小回廊、月のロトンダ、太陽のロトンダ、氷河のロトンダと続きます。
そしてもちろん劇場に入り、かの有名なシャガールの天井画をお楽しみください。(ただし作業や上演の都合で閉鎖されていることもありますのでご注意ください)
図書館で特別展を開催している場合には、同じ入場券で入場することもできます。
入場券販売所:
- ガルニエ宮のチケット売り場:毎日10:00~16:30、7月中旬~9月初旬は10:00~17:30営業
- ガルニエ宮向かいの自動販売機
- オンライン販売
- フランス語版サイト:https://visitepalaisgarnier.operadeparis.fr/selection/service?productId=458120753&lang=fr
- 英語版サイト:https://visitepalaisgarnier.operadeparis.fr/selection/service?productId=458120753&lang=en
オペラ・ガルニエ ガイド付き見学
ガイド付き見学には、劇場を含む全体の見学が含まれ、オペラ座の歴史、その建築様式、様々な活動内容を垣間見ることができます。(ただし劇場は作業や上演の都合で閉鎖されていることもありますのでご注意ください)
見学時間:
-ガイド付き見学ツアー(英語):通年、毎週水・土・日の11:30と14:30。学校休暇中と7・8月は毎日11:30と14:30。
-ガイド付き見学ツアー(仏語):通年、毎週水・土・日の11:30 と15:30。学校休暇中は毎日11:30 と15:30。夏季(7・8月)は毎日11:30、14:00、15h30。
入場券販売所:
入場券の販売に予約は不要です。ガルニエ宮のホールにある窓口に直接お越しください。ガイド付き見学ツアーのある日は毎日10時15分から営業しています。
料金 大人14€、子供(10歳未満)12.50€
見学所要時間:約1時間半
オペラ・ガルニエに伝わる湖の伝説の真偽
リュペール・ジュリアン監督の映画「オペラ座の怪人」では、オペラ座地下の地底湖が登場します。この伝説はガストン・ルルー作「オペラ座の怪人」の小説に出てくるもので、湖が実在するわけではありませんが、大きな貯水槽が、地下水流上に置かれた建物の基礎を安定させているのは事実で、火災時には防火槽の役目も果たします。