パレ・ロワイヤル
おすすめの半日観光コースが、ホテル エタジュニ オペラから徒歩10分の場所に。史跡、アーケード、劇場、老舗のブティック、フランス式庭園、由緒あるカフェ、フランス美食文化を代表する店、美術品など、パレ・ロワイヤルには魅力ある場所があふれています。
パレ・ロワイヤルの歴史
パレ・ロワイヤルは、王宮、庭園、ギャラリー、劇場など、多くの史跡からなる、フランス史やパリの人々の生活にとって欠かせないスポットです。
パレ・ロワイヤルはリシュリュー宰相が建設し、その後ルイ13世に遺贈されました。ルイ13世は子供時代をここで過ごしています。その後、王宮はルイ13世の孫で、ルイ16世のいとこである、フィリップ・ドルレアンに譲られました。フィリップ・ドルレアンはフランス革命下で「平等のフィリップ」と称され、1793年には王の処刑に賛成票を投じました。しかし、その数か月後には自身もギロチンで処刑されました。
パレ・ロワイヤルはフランス革命の際に特殊な拠点となり、革命の準備がここで行われたとも言われています。1789年7月12日、革命の志士カミーユ・デムーランは過激な演説を行い、それが2日後のバスティーユ牢獄占領の引き金となったとされています。
その後1814年にフィリップ・ドルレアンの息子でのちに国王即位を宣言するルイ・フィリップの所有となり、1871年以降、国務院、憲法評議会、文化省などの公官庁が置かれました。
パレ・ロワイヤルは、劇場にまつわる長い歴史でも有名です。
- リシュリュー宰相は、パレ・ロワイヤル内に劇場を建て、1660年にはモリエールが上演しています。リュリーもオペラを建てますが、1781年に焼失。
- コメディ・フランセーズの起源は1799年にさかのぼります。
- 1790年にオープンしたモンタンジエ劇場は、のちにパレ・ロワイヤル劇場となり、大道芸を主に上演しました。
パレ・ロワイヤルの見どころ
中庭、ビュレンの円柱群とフランス式庭園
中庭には、名高いビュレンの円柱群が。これは1985年、同時文化相であったジャック・ラングが注文したものです。この作品は3000平米の広場いっぱいに260の円柱を設置したもの。作品は2面からなります。この作品が完成したのは1986年ですが、賛否両論を巻き起こしました。
中庭見学のあとは、フランス式庭園を通り、池のほとりのベンチで一休みするとよいでしょう。
中庭と庭園の開園時間:
毎日:
- 10月1日~3月31日:7:30 – 20:30
- 4月1日~5月31日:7:00 – 22:15
- 6月1日~8月31日:7:00 – 23:00
- 9月1日~30日:7:00 – 21:30
ギャラリーは昼休みを取らず営業します。
パレ・ロワイヤルのギャラリー
ギャラリーは宮殿の三方を囲んでいます。数々のカフェやブティックが軒を連ね、特にカフェ コラザは、フランス革命当時のジャコバン派の拠点として知られています。心地良い散策と絵葉書から飛び出たような眺めをお楽しみください。
レストラン グラン・ヴェフールでお食事を
ミシュランガイドで2つ星を獲得の有名なレストラン ル・グラン・ヴェフール Le Grand Véfour。星付きシェフのギー・マルタン氏が王室風のインテリアデザインに囲まれ、優れた味と風味のお料理をご提案します。
http://www.grand-vefour.com/legrandvefour.html
モンペジエ通り、その劇場とカフェの数々
王宮を抜けたらモンペジエ通りに出ます。かわいらしい通りにはいくつもの宝物が隠されています。
まずは1786年~1790年建設のパレ・ロワイヤル劇場。歴史史跡の指定を受けている外装建築の美しさに心打たれるでしょう。
劇場では毎週月曜にコンサートも開かれています。 http://theatrepalaisroyal.com/category/spectacles/concerts/
パレ・ロワイヤルのガイド付き見学についてはこちらへ:
フランス語版サイト:http://palais-royal.monuments-nationaux.fr/
英語版サイト:http://palais-royal.monuments-nationaux.fr/en/
コメディ・フランセーズは、フランス語によるガイド付き見学予定日以外に見学をすることはできませんのでご注意ください。