パリで最も文学的なレストラン
ホテル エタジュニ オペラのすぐ裏に位置するこの伝説的な店は、ジェラール・ドパルデューが所有する ラ・フォンテーヌ・ガイヨン(関連記事を読む)と向かい合わせに建ちます。
1880年にアルザス地方出身のシャルル・ドルアンが創設したル・ドルアンは、もとはタバコ販売店兼カフェでしたが、すぐに高い評価が集まります。 人々は牡蠣を試食しに訪れ、この牡蠣はブルターニュ地方で牡蠣養殖業を営む義兄弟からシャルル・ドルアンが仕入れるものです。
1946年、叔父シャルルを後継したジャン・ドルアンに店の経営が任され、彼はパリ ホテルスクール ジャン ドルアンを設立します。
2006年にはアルザス地方出身の3つ星シェフで、ドルアン家の親戚にあたる アントワーヌ・ウェスターマンが新シェフに就任すると同時に店の所有者となり、「アントワーヌ・ウェスターマンによるル・ドルアン」と改名します。
アントワーヌ・ウェスターマン
しかしこのエレガントで洗練されたレストランは、古くから存在する名高いゴンクール文学賞の本拠地でもあります。 1904年に誕生したこの賞は、世界中に名を馳せると同時に評価され、毎年11月に受賞作品が決定します。 エドモン・ド・ゴンクールにより1903年に創設されたゴンクール アカデミー は毎月第1火曜日、レストラン2階の「ゴンクール」サロンに集結し、文学界の最新情報を交換し合います。 9月の新学期に、審査員が選抜された一連の書籍を発表し、その中からその年のゴンクール賞受賞者を選出するため、ある昼食会の場で投票を行います。
ル・ドルアンでは、バラダン メニューと称して前菜 – メイン – デザートを45ユーロにて提案いたします。 または単に本日のメインを20ユーロでお試しいただくことも可能です。 星付きレストランは手が届かないといったのは誰でしょう?
最後にアントワーヌ・ウェスターマンが創作した消化のよいパイナップルのレシピをご紹介します。 準備時間:10分:
- パイナップルをサイコロ型に切り、ローズマリーの茎に通します。
- 大きな鍋にグラニュー糖を入れ、水はいれません。 火をかけ、きつね色にします。 定期的にかき回し、特に焦がさないように気をつけます。
- バターを2、3片のばします。
- バターが解けたら、パイナップルを入れ、熱します。 時間は2分以内。
- パイナップルにキャラメルが絡みついたら、オレンジジュースとレモンジュースを混ぜ、のばします。
- 茎からむしり取ったローズマリーの葉を、次に加えます。
- 1分間煎じます。
- 皿に盛り、上にライムをすりおろします。
- テーブルに運び、ご賞味ください。
アントワーヌ・ウェスターマンによるル・ドルアン
16-18, place Gaillon – 75002 Paris
月曜から日曜の12時~14時30分と19時~24時
電話: +33 1 42 65 15 16
ウェブサイト:http://www.drouant.com/