オペラ座ガルニエ宮へ行きませんか?
忘れられない外出になるはず。大理石の階段を上り、ホール、分厚いカーペット、観客たちの騒めき、オーケストラのチューニング、シャガールの天井壁画を眺めながらの待ち時間を通して、公演を満喫するために歩を進める儀式が存在します。
これをガルニエ宮で体験または再体験するのはいかが?
オペラ、バレエ、コンサートに分類されるオペラ座ガルニエ宮のプログラムから、皆様が快適なひとときを過ごせるよう、作品を3点選択しました。
皇帝ティートの慈悲 – 2017年11月15日から12月25日まで
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの2幕オペラ – 演奏時間:2時間45分 – 休憩1回
モーツァルトはこのオペラ・セリア(オペラ・ブッファ、すなわち喜歌劇と対比させた正歌劇)を亡くなる直前に作曲しました。当時魔笛を作曲中であったにもかかわらず、皇帝レオポルド2世がボヘミア王として戴冠するための注文であったため、断ることができませんでした。このオペラはモーツァルトの生涯で最も美しいページを飾りながらも、長期に渡り高く評価されることはありませんでした。
ベレニーチェを愛するローマ皇帝ティート。野心家のヴィッテリアが皇帝との結婚を企んでいると知ります。ヴィッテリアに夢中で、ティートの親友であるセストを操る彼女。裁判での様々な段階を通して、皇帝は最終的に共謀者たちに好意を示し、彼らを許すのでした。
チケット価格:カテゴリーと予約日に応じて45~290€。
イェフタ 2018年1月13日から30日
期間 – ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの3幕オペラ – 演奏時間:3時間05分 – 休憩1回
音楽愛好家たちの間ではヘンデルの遺言的作品と評され、1751年に巨匠が作曲した声楽作品最後のこの大作に、ヘンデルの荘厳で古典的なスタイルを好むファンたちは十分満足することでしょう。
アモン人の支配から人民を解放するため、イェフタは勝利を神に祈り、勝利の際にはその後最初に出会う者を生贄として神に捧げると誓います。勝利を掲げる彼に向かい、歩み寄るのはイェフタの娘。大きな苦悩をもって、彼はそれを見つめます。悲嘆と甘受の言葉を受け、死は阻止され、天使の善意でイェフタの娘は生贄から救われます。
美的であると同時に創造性豊かな演出はクラウス・グースが
手掛けますが、彼がヘンデルを脚色するのは初めてではありません。
オルフェオとエウリディーチェ – 振り付け ピナ・バウシュ
クリストフ・ヴィリバルト・グルックの4幕ダンスオペラ – 演奏時間:2時間20分 – 休憩1回
ピナ・バウシュのダンスオペラ、オルフェオとエウリディーチェがパリ・オペラ座バレエ団のレパートリーに加わって12年。1975年に創作されたピナ・バウシュ初期作品のひとつであり、その振り付けの中にアーティストの純粋さ、繊細さ、動きの現代性が見受けられます。
オルフェオが愛するエウリディーチェを連れ戻しに行くことを、冥府の神ハデスは許可しますが、道中決して彼女を見ないことが条件。エウリディーチェはオルフェオの無関心さに驚きます。彼女は彼に哀願し、その執拗さはオルフェオの決心に打ち勝ち、彼は振り返ってしまいます。そして二人は永遠に離れ離れに。
チケット価格:45~209€
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オペラ座ガルニエ宮
Place de l’Opéra
75009 PARIS