Un jour à Peyrassol（アン・ジュール・ア・ペラソル）
ホテルエタジュニオペラから徒歩7分で行けるこのレストランは、トリュフ、日当たりのよい食堂、プロバンスのワイン好きのあなたにはたまらないお店です。
18世紀の家具が置かれた趣のある店内は田舎風のスタイルです。お客さんの前で料理人が腕を奮ってくれます。キルティング張りの長椅子、快適な椅子、天然石の壁、そしてこのテンプル騎士団の十字架が好奇心をそそります。落ち着いた雰囲気の店内には、BGMが控えめに聞こえてきます。
コマンドリー・ド・ペラソルは13世紀にテンプル騎士団によって作られた地所で、十字架はこの騎士団に由来しています。今日、敷地は950ヘクタールに及び、そのうち100ヘクタールは1256年に始まったワイン事業に充てられています。また、コマンドリー・ド・ペラソルはワイン畑の中央にある壮大な芸術作品群でもあります。ですから、プロヴァンスに行かれるときにはぜひお立ち寄りください。
このドメーヌでは白ワイン、赤ワインを生産していますが、とりわけ見事なのはロゼワインで、メニューの地中海風トリュフ料理と絶妙に合います。私たちは、シラー、サンソー、グルナッシュ、ユニブラン、ロルを合わせたシャトー・ペラソルを選びました。柑橘類、桃、アプリコットや花の香りが素晴らしい繊細なロゼです。
トリュフ
レストランでは季節に応じて、様々なタイプのトリュフを提供しているので、ご注文の時にお選びください。
- 冬は11月中旬から3月中旬にかけてフランス南東部で収穫されるメラノスポラムを味わうことができますが、塊茎メラノスポラムと同じ地域で成長し同時に収穫されるブルマレトリュフもあります。その葉脈はより広く、はっきりしており、そして少しニンニクの匂いがあり、味は劣ります。
- 夏には聖ヨハネのトリュフとも呼ばれるイタリア産の夏トリュフを提供しますが、オーストラリアで栽培されるメラノスポラムも提供しています。
- 秋には、主として、9月中旬から1月にかけてブルゴーニュで生産される秋トリュフが提供されます。
塊茎メラノスポラムと塊茎ブルマレ
トリュフの味は、レストランでよく使われるトリュフのエッセンス入りのオイルほど強くはなく上品です。トリュフのエッセンスは口に含むと長く魅惑的なパワーを感じさせる合成エッセンスですが、トリュフの味ほど繊細さはありません。アン・ジュール・ア・ペラソルのトリュフ料理の味はそれほど強烈ではないように思えますが、最後に口の中に広がってきます。
メニュー
ブッラータチーズから頂きました。熟成度が完璧です。ねっとりしてクリーミーで、わずかに酸味があり、とろっと流れ出ますが、芯はしっかりとしています。見事です。トースト、トリュフ、ロゼワインとの相性は完璧です。
新鮮なタリアテッレ、コマンドリーのオリーブオイルとミンチトリュフを試してみました。タリアテッレはとてもコクがあります。まさに繊細で上品な味です。時間をかけて味わってください。
リゾットはとてもクリーミーで、口の中に長く上品な余韻が残ります。パン職人ジャン・リュック・プージョランのおいしいパンがついています。
ここで提供される料理の南フランスのイメージで、トリュフカルパッチョを選択することもできます。手を加えすぎず、見事に組み立てられた一品には一流の素材が使われています (38€ – 28€ 昼食).。
最もよく出されるけれども往々にしてがっかりさせられる最後の一品はまさに完璧です。それはクリームブリュレ。中まで温かく、上面のキャラメルは濃厚で、クリームはしっかりした味で、バニラの存在感があり、最後にトリュフが口の中に広がります。
素敵な食のひとときをお楽しみください。
Un jour à Peyrassol（アン・ジュール・ア・ペラソル）
38 rue Vivienne – 75002 Paris
月曜〜土曜 12：30〜14：00、19：30〜22：00
http://www.unjourapeyrassol.com
ラ・コマンドリー・ド・ペラソル : https://www.peyrassol.com/